犬の神経疾患で代表的な症状はてんかんでしょう。
うちで一番依頼の多い症状も犬のてんかんになりますが、施術をする中で「これが原因だろう」と推測できることがいくつかあり、それらは大きく分けて4パターンになります。
1・食事
ワンちゃんの食事が合わないと、腸を中心に内蔵の機能が低下し、脳へ影響を及ぼし、てんかんを発症します。
脳腸相関といって、脳と腸のそれぞれの状態が密接に関係しているのですが、この場合は施術に加え食事を色々変えてもらったり、サプリメントの服用をお勧めしています。
2・傷痕
手術で切った箇所や他の犬に噛まれ怪我した箇所が、癒合・癒着した影響で固くなり、体液の循環や神経伝達が悪くなることがあります。
この場合は施術で癒合・癒着を解く必要があります。
3・身体のバランス
落下やどこかにぶつけたなど、なんらかの事故で身体のバランスが崩れている状態です。
出産の際に、産道で頭蓋や頸椎が圧迫されたことが原因と思われることもあります。
この場合は施術で身体のバランスを整える必要があります。
4・部屋
部屋が汚かったり、テレビや冷蔵庫の前にいつもいることで体調を崩し、てんかんを発症します。
オール電化が原因と思われるケースもあります。
この場合は施術に加え部屋を整えたり、移動してもらうようにお願いしています。
他にも遺伝的な問題や脳の異常が原因ということもあるでしょうし、確認はしたことないですが家族間や環境によるストレスが原因のケースもあると思います。
いずれにしても、てんかんの場合は原因を探すより色々試すのが一番ですね。