横隔膜のすぐ下には「太陽神経叢(たいようしんけいそう)」という自律神経の束が広がり、さまざまな臓器と繋がっています。
横隔膜とは呼吸に関わる筋肉で、横隔膜の運動で太陽神経叢は刺激され、それぞれの臓器がうまく働くように調整されます。
簡単に言えば、私たちの身体は呼吸をすることで自律神経を整え、健康を維持しているのですね。
散歩のような軽い運動は、横隔膜を活発に動かします。
愛犬の健康のため朝と晩に散歩へ行く人は多いと思いますが、朝の散歩で私たちは活動的な身体に換わり、夜の散歩で私たちは休息できる身体に換わります。
最近は在宅で仕事をする人が増えており、一日中家から出ないという人が増えていますが、こういった朝晩の散歩だけでも自律神経は整えられます。
治療の極意は陰にあり…。
散歩は「愛犬のため」と思っていても、「愛犬のお陰で」私たちも健康でいられます。